近未来の日本の主砲 高橋周平選手(中日ドラゴンズ)インタビュー                         取材・文:豊島わかな 撮影:末次まりの


”天才スラッガー”といわれドラフト1位で入団し、5年目に突入した今シーズン、成績が飛躍的に伸びた中日ドラゴンズの高橋周平選手。

期待の若手選手である高橋選手にその輝く秘訣を伺いたく、リポーターを目指す「グラゼニママ」こと豊島わかながインタビューしてきました!(この取材は4月24日に行われたものです)



↑見た目はちょっとだけやんちゃさの残るイケメン。女性ファンが多いのも納得です!



今回初めて野球選手を間近で見た私には、大きな手とゴツゴツとした足やひざ、しっかりと筋肉のついた大きな体格は「まさにプロ野球選手!カッコいい!」という第一印象でした。


あくまでも野球経験のない素人目線の感想になってしまうのですが、インタビュー当日に見学させていただいた守備練習では、その大きな身体からは想像ができない小回りの良さで、今シーズンの中日ドラゴンズの三塁に安心と安定を感じました。

守備成績を見ると、現段階の成績では昨シーズンよりもエラー数が減っているという点が、今シーズンの成長の証なのではと思います。


インタビュー当日の試合では、初回に対する東京ヤクルトスワローズの坂口選手が放ったサード方面への鋭い打球をジャンピングキャッチし、見事サードライナーで抑える勇姿を披露し、多くのファンからの歓声を集めていました。


そんな素晴らしい守備力に加え、高橋選手といえば驚異的なスイングスピードとパワーあるバッティングが魅力的です。

昨シーズンの出場試合数51試合に対し、今シーズンはレギュラーに定着し、わずか28試合で昨シーズンの安打数に匹敵する成績を残しています(5月6日現在)。特に安打数29の内11本が長打であり、”天才スラッガー”の名にふさわしい成績をすでに打ち出しています。


この飛躍的な成績を見て、何か特別なことをしているのか?との疑問に対し、なんと

「特別な練習はしていない」

との驚きの回答!

しかし中日球団の方のお話によると、今シーズンの高橋選手は”目の色が変わった”とか。

彼にとっての”普通”のレベルが今シーズンは確実に上がったのだろうなと感じました。



■グラゼニは知っていた?


インタビューのはじめに、グラゼニを知っているか尋ねたところ、

「すみません。知りませんでした。漫画をあまり読まないので…。」

との返答が。

しかしグラゼニの単行本を手に取り、作中のコマを指差し、

「この絵は全て手描きなんですか?」「何巻まで出ているんですか?」

と興味を持ってくださりました。

(これをきっかけに中日ドラゴンズを代表するグラゼニ読者選手になってくれれば…!と密かに願っています。)





■野球を始めたきっかけ


素晴らしいバッティングセンスとパワーを持つ高橋選手。

野球をはじめたきっかけを尋ねると

「8歳上の兄が野球をやっていたのがきっかけです。4〜5歳くらいからはじめ、最初はピッチャーでした。遊び感覚で仲間と競いながら野球をしていました。」

とのこと。


8歳上のお兄さまも東海大相模高校でプレイをしていたバリバリの野球少年だったらしく、その影響が大きいのだそうです。


■同世代選手への想い


期待の高卒ルーキーとしてドラフト1位で入団した高橋選手。

入団から早5年。今年大卒で入団してきた選手は同じ年齢になりますが、意外にも良い意味で意識をし過ぎていないとか。けれど、

「自分の方がプロとして5年分キャリアを積んでいるので、その辺りで違いを見せたい」

と意気込みを見せてくれました。


またこの日は同級生で大卒ルーキーの東京ヤクルトスワローズ・原樹理選手との闘いでした。

試合前のインタビューでしたが、緊張した素振りも見せず、堂々とした態度からは強い自信を感じました。


■東海大甲府高校時代


もともとは横浜高校へ進学をしたかったと語る高橋選手。ではなぜ東海大甲府高校へ進学を決めたのでしょうか。

「理由は、当時コーチの熱意に心打たれたからです。しっかり三年間面倒を見るからついて来いと言っていただけたのがきっかけです。監督は何も言わないので在学中はのびのびと野球をやらせてもらいました。」

会話の随所に現れる”のびのびと、自由に”という言葉が、誰からも強制をされずに野球は楽しいという意識のままで今もプレイし続けているのだと感じさせました。





■いつかは「億プレイヤー」!


グラゼニ的質問もしてきました。

グラゼニといえばお金。いつかは億プレイヤーになりたいかと聞くと

「それは当たり前でしょ!」

と笑顔で回答。

「選手名鑑も読みますし、選手の皆さんの年俸もチェックしています。この仕事をしているんだから沢山お金は欲しいです。お金は沢山あったほうが良いでしょ〜」


億プレイヤーになったら買いたいものも沢山あるとか。

「ブランドにこだわりはないけど洋服が好きなので、趣味の買い物を楽しみたいです。今は愛知県在住なので、栄や名古屋駅などで買い物をしています。」


■明るく気さくな素顔


見学させていただいた守備練習の話をしていたとき、逆シングルがカッコいい!とすっかりファン目線で見させていただいた話をしたところ、はにかんだ笑顔を見せながら、

「女性がする発言じゃないですよね(笑)普段は何をしてるんですか?野球をやっていたんですか?」

とグラゼニ女子の野球オタクっぷりにも付き合ってくれる優しい方でした。

インタビューの最後には、サインを書いていただきました。

「お子さんおいくつですか?」

と聞いてくださり「4歳です」と答えたら、

「じゃあアンパンマンだな!」

と、普段は全く絵を描かないという高橋選手が、サインの横にアンパンマンのイラストを描いてくださりました。




■高橋選手からアドバイス

モーニング読者には、野球を頑張る子どもを持つ親御さんも多いかと思い、「こうしたら高橋周平になれる!」というポイントを教えてくださいと伺ったところ、

「僕みたいになっちゃダメですよ〜!」

と笑顔でワンクッションを置いたあと、

「野球をすることを強制しないことがポイントだと思います。僕自身、親から野球をやれ!と言われてやっていたのではなく、遊び感覚で楽しみながら自主的にやっていたので。」

と自身の幼少期を振り返りながらアドバイスをいただきました。

野球少年・少女なお子さんをお持ちの皆様、楽しく自主的にやらせることがプロ野球選手への近道かもしれませんよ。



■インタビューを終えて

と、ここまで余裕のインタビューでした!と言わんばかりの書き方ですが、インタビュー当日は立ち会った全員が引くくらい私が緊張していまして(下の写真をご覧ください)、正直何が何だかよく分からない状態でした。

今まで私の性格的な問題で、緊張をするというものからは縁遠かったのですが、今回生まれて初めて緊張をしました(どんな人生を送ってきたんだとのツッコミ多数)。



↑「まるで石像だ」とM野EPに言われた一枚。隣に座る森高先生も心配そうです(苦笑)



目標である「立派なリポーター」になるためにも、もっと勉強をしなくては!と改めて実感した日でした。読者の中で是非うちにも取材に来てくれ!という方がいらっしゃいましたら、モーニング編集部までご連絡をお願いします。皆さんの力で私を立派なリポーターに育ててください!





ラーメンが好きな高橋選手。地元の神奈川県藤沢市に帰省した際は、藤沢市内で有名な「松壱屋」によく行くそうです。

「必ずお酢をかけて食べます!美味いですよね!」

と話す姿は、なんだか少年のようで、子を持つ母としてはいろんな意味でグッときてしまいました。

汗を流しながらがむしゃらに頑張る男はやはり素敵です。今後も高橋周平選手の活躍に注目したいと思います。




■高橋周平選手プロフィール


1994年1月18日生まれ。22歳。三塁手。東海大甲府高校出身。2011年ドラフトで3球団が1位指名。抽選の結果、中日入り。5年目を迎えた今季、三塁のレギュラーとして活躍中だったが、5月25日現在、ケガでリハビリ中。早期復帰が望まれている。

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